派遣業界も、他業種と同様に人手不足の問題に悩まされています。
特に中小の派遣事業者は、大手のような交渉力がなく、派遣料金を思うように改定できません。その結果、利益が圧迫され、じり貧状態に陥っている企業も少なくありません。
実際、弊社もある派遣先において、ライバル派遣会社の倒産を目の当たりにしました。
幸い、派遣先の配慮により、一部のスタッフは直接雇用へ、その他の方は別の派遣会社へ転籍する調整が行われ、路頭に迷う方は出ませんでした。しかし、それは決して他人事ではありません。
一定規模以上の派遣会社では、仲介業者に高額なM&A費用を支払い、規模拡大と財務基盤の強化を図る動きも見られます。
しかし、小規模事業者にとっては簡単な話ではありません。
「次は自分の番かもしれない」
そんな冷や汗を感じながら経営している方も多いのではないでしょうか。
そこで現在、弊社のコンサル部門では、小規模派遣事業者をまとめて管理する仕組みを模索しています。
イメージとしては、各社が弊社の一部門となり、現在の代表者がその部門長として事業を継続する形です。
これにより、
- 規模のメリット(スタッフの融通・案件共有)
- 本社による労務管理・コンプライアンス体制の強化
- 財務基盤の安定(純資産2,000万円規模)
といった効果が期待できます。
ただし、最大の敵は「企業文化」です。
もともと独立して経営してきた会社同士が、同じ釜の飯を食べるとなれば、本社方針への協力や組織としての統一が必要になります。
実は20年前にも同様の構想を持ち、実行を試みましたが、当時は存続の危機が今ほど強くなく、実現には至りませんでした。
しかし、今は状況が違います。
生き残りをかけて、選択肢を真剣に考える時代に入っているのではないでしょうか。
ご興味のある方は、まずはお茶でもしながら情報交換しませんか。


コメント